角質除去
ひざの黒ずみが気になる…という人は多いと思います。
ひざは関節なので、もともと皮脂の分泌が少なく、服ですれたり、何かにぶつかったりするたびに、その摩擦で角質層が硬くなり、色素沈着を引き起こします。
いわば、肌の防衛作用が働いているわけなので、進行をとめようと思ってもなかなか難しいものです。
角質があつく、硬くなったひざは、透明感が失われ、見た目もきれいではありません。
洗っただけでは落ちないので、きちんと角質除去のケアを行わなければなりません。
角質除去の周期
角質除去というと、もっとも一般的なのはピーリングと呼ばれる方法で、スクラブ剤とも呼ばれます。
ピーリングは手軽にでき、ツルツル感をすぐに実感できるので、ついつい毎日やりたくなってしまいますが、毎日行うものではありません。
角質の代謝の周期にあわせて、古くなった角質を除去する手助けをするものなので、必要以上にピーリングを行うと肌のバリア機能が低下し、それを守るために皮脂が分泌され、肌にトラブルを起こします。
逆に処理をしなすぎても、新しい細胞をつくる手助けができず、古い細胞が残り、ごわごわ硬い皮膚になってしまうのです。
一般に肌の周期は、生理や月の満ち欠けなどと同じ、28日と言われています。
ピーリングの方法
ピーリングが必要なのは、おもに角質の溜まりやすい関節部分になります。脚ならひざ、かかと、くるぶしの周りなどが対象になります。
脚のピーリングを行う場合、角質が柔らかい状態で行うのがベストなので、お風呂あがりに行うのが良いでしょう。
まず、ピーリング剤を手に取り、角質除去をしたい部分に、手のひら全体をつかって円を描くようにマッサージします。
十分マッサージを行ったら、シャワーでしっかりと洗い流します。
ピーリングが終わったら、必ず保湿を行うようにしましょう。もともと関節部分は皮脂の分泌が少ない部分ですが、とくにピーリング後には潤い不足になっているので、たっぷりと水分補給をしましょう。